「年齢ペプチド」(ラクトトリペプチド)血管年齢の若返りに

血管の名医に聞いた血管年齢の老化の原因と対策

血管
血管の名医
高沢謙二先生・池谷敏郎先生が解説!

若々しい血管について

高沢謙二先生・池谷敏郎先生

Q.若々しい血管とは、◯◯◯◯な血管!?

池谷敏郎先生

A.しなやかな血管

加齢や偏った食事、喫煙、運動不足などの生活習慣の乱れにより血管年齢は老化していきます。老化した血管は硬く、狭く、脆い状態となり、切れたり、破れたり、詰まったりする血管事故のリスクが高くなります。健康な生活のためには、血管を若々しくしなやかに保つためのケアが大切です。最近では若い人でも生活習慣が乱れている人が多いので、血管の老化には注意が必要です。
まずは下の血管の老化度チェックで血管の状態を確認してみましょう。当てはまる項目が多いほど、血管の老化が進んでいる可能性があります。

Q.血管の状態を知る方法はありますか?

高沢謙二先生

A.血管の硬さを測定することで、「血管年齢」がわかります。

心拍のイメージ

最も身近な血管評価指標は血圧ですが、更に詳しく調べる方法として、頸動脈の超音波検査で血管の詰まりの程度を調べる方法や脈波(心臓の拍動が血管を伝わる波)の解析で血管の硬さを調べる方法もあります。近年、自分の血管の状態が何歳相当かを示す「血管年齢」という指標が注目を浴びるようになりました。血管の硬さから「血管年齢」として、血管の状態が何歳相当かを導き出すことができます。
最近では血管年齢を測ることのできる医療機関も増えてきているので、誰でも簡単に血管年齢を知ることができるようになっています。

Q.血管を若々しく、しなやかに保つためのポイントは?

池谷敏郎先生

A.血管内皮のNO(一酸化窒素)の産生を促すことが大切です。

血管を若々しく、しなやかに保つのに重要なのは、血管の一番内側にある血管内皮という部分です。血管内皮は、血管機能を調節する因子を産生することで、血管の健康を維持しています。血管内皮が産生する因子の一つがNO(一酸化窒素)です。NOには、血管内皮を修復して血管をしなやかに広げる働きや、プラークを予防し、動脈硬化の進行を抑える働きがあります。つまり、血管を若々しく保つためには、NOの産生を促すことが大切です。
NOは運動をすることによって産生されます。例えば、つま先立ちをするだけで、座っている時よりもNOは産生され、血管年齢の若返りに効果的なのです。私がテレビや著書などでも紹介している「ゾンビ体操」は、誰でも手軽にできる運動なので、ぜひ実践してみてください。

NOが増えると

ゾンビ体操
出典:「血管・骨・筋肉を強くする!ゾンビ体操」/池谷敏郎・著

次は「血管の老化」=「動脈硬化」とそのリスクについて解説していきます。