「CS19ペプチド」脳の認知機能の改善に

ヒトの脳の認知機能について

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食品栄養科学の権威 横越英彦先生が解説!

ヒトの脳の認知機能について

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Q.“認知機能”って具体的にどんな機能?

横越英彦先生

A.物事を記憶、判断して、考えたり理解する能力のことです。

ヒトの脳は呼吸や消化、体温の調節といった「生命活動」や、記憶や思考といった「知的活動」、笑ったり怒ったりといった「情緒的な活動」など、日常生活におけるあらゆる活動をつかさどっています。
中でも、認知機能(高次脳機能)と呼ばれる、物事を記憶、判断して、考えたり理解する能力は年代を問わず、社会生活を営む上で最低限必要な機能だといえます。
例えば、子どもの頃は計算をしたり、漢字を覚えたり、さまざまな学習を進めていく上で、認知機能の発達は欠かせません。成人になると、効率的で正確な仕事をしたり、多様な人間関係の中で社会生活を営むために認知機能は中心的な役割を担います。高齢者になると、加齢による認知機能の低下でもの忘れが多くなってきたり、集中力や注意力が不足し、うっかりしてしまうことも増えてきます。年齢を重ねても認知機能を維持し、もの忘れや認知症を予防していくことはシニア世代のQOL(生活の質)の向上に直結するため特に重要です。

認知機能とは

認知機能とライフステージ

Q.脳の中ではどのようなメカニズムで物事を認知しているの?

横越英彦先生

A.「神経細胞」を中心に、脳は働きます。

物事を考えたり、判断したりする時に、脳の中では「神経細胞」が重要な役割を果たしています。脳内では、視覚や聴覚、嗅覚などから得られた多種多様な情報やカラダの各部位への指令などが飛び交っています。神経細胞は「神経回路」と「神経伝達物質」と呼ばれる物質を細胞同士でやり取りすることで、気分や情動、睡眠、運動などの様々な情報を伝えています。神経細胞と神経伝達物質があらゆる情報や指令を効率的に伝えていくことで脳は働きます。神経伝達物質の一つであるアセチルコリンは特に学習記憶などの認知機能に重要な役割を担っています。
また、「BDNF(Brain-derived neurotrophic factor:脳由来神経栄養因子)」という物質は、脳の栄養分のような働きを示すことで、神経細胞の成長、維持、保護に関わり、認知機能を促進する役割を担っています。
アセチルコリンやBDNFは、加齢によって脳の中で量が減少することが知られており、特にアルツハイマー型認知症の患者で減少することも報告されています。

認知機能の仕組み

Q.脳と記憶の関係は?

横越英彦先生

A.脳の「海馬」と呼ばれる部分が主に記憶をコントロールしています。

脳は部位によってさまざまな機能を持っており、ヒトの活動全般をつかさどっています。中でも「海馬」と呼ばれる部位が記憶に大きく関与しています。海馬は脳内の一時的な記憶の保管場所になっており、記憶をきれいに整理し、物事を判断、理解するために重要な役割を果たします。そのため、海馬の働きが衰えると、私たちは記憶を蓄えたり、引き出すことが思うようにできなくなり、もの忘れや判断力、集中力の欠如といった認知機能の低下につながってしまうのです。

海馬

コラム脳機能と栄養との関係について

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「CS19ペプチド」

脳も腸や肝臓、腎臓などと同じ体の中の一つの臓器です。脳も他の臓器と同様に食物から摂取する栄養素が不可欠です。
例えばエネルギー源となる「糖」や、脳内組織や神経伝達物質をサポートする「たんぱく質」や「脂質」、脳内代謝のための「ビタミン」や「ミネラル」などが挙げられます。

以前は日常の食事内容によって脳機能が影響を受けるとは考えられていませんでしたが、近年研究が進み、その関係が明らかになってきています。特に日本では食品成分が持つ機能性への注目度が高く、世界に先駆けて研究が進められています。

「CS19ペプチド」もその中で発見され、脳の認知機能の改善効果が解明された食品成分です。