「L-92乳酸菌」アレルギー症状の緩和に

アトピー、鼻炎、花粉症などのアレルギーの最新の傾向と症状について

刺激のイラスト
日本を代表するアレルギーの名医
鳥居新平先生・池澤善郎先生が解説!

アレルギーの傾向と症状について

鳥居新平先生・池澤善郎先生

Q.そもそも、アレルギーって何?

鳥居新平先生

A.本来無害な物質にカラダが過剰な反応を起こすことです。

有害物質のイメージ

アレルギーとは、特定の物質に対してカラダが敏感に反応してしまうことで、免疫機能が関係しています。免疫とは、ヒトが生まれつき持っているカラダを守るためのシステムで、体内に入ってきた異物に対する防御反応を引き出します。
本来ならば、日常生活をする上でプラスに働くはずの免疫ですが、アレルギーは免疫機能そのものの不調であるため、食事や花粉、ハウスダストなど、さまざまな原因物質に対して、過剰に反応してしまうのです。
花粉症やアレルギー性鼻炎(通年性)、アトピー性皮膚炎、などが代表的な疾患です。

Q.日本のアレルギー患者数は?

池澤善郎先生

A.推定6,000万人

日本人のアレルギー患者数は年々増加を続けており、厚生労働省の調査では、現在日本人のアレルギー有病者数は2人に1人*、約6,000万人にものぼると言われています。
アレルギー患者の増加には環境要因と生活習慣が大きく関わっています。環境要因とは排ガスによる汚染や有害物質の増加、ストレス社会など、生活習慣では欧米化した食生活や化学物質を多く含んだ製品の増加、不規則な生活が挙げられます。
このように住環境やライフスタイルが変化したことがアレルギー患者数の増加の原因の一つとして考えられています。また、アレルギー人口の増加傾向を説明するものとして、「衛生仮説」が挙げられます。「衛生仮説」とは、清潔な環境下では感染症が減るかわりに免疫系が鍛えられないために、免疫のバランスがくずれ、アレルゲンに過剰反応しやすくなり、アレルギーの発症が多くなるという説です。
*厚生労働省、リウマチ・アレルギー対策報告書2011より

原因のイメージ

Q.アレルギーの原因となる物質を◯◯◯◯◯という!?

鳥居新平先生

A.アレルゲン

アレルゲンのイメージ

アレルギー症状を引き起こす物質のことをアレルゲン(抗原)といいます。アレルゲンは花粉や食物、ダニ、ハウスダスト、化学物質、ペットの毛やフケ、金属など人によって異なっており、発症する時期や症状も異なります。そのため、まずはアレルギー検査でアレルゲンを特定することが大切です。医療機関での検査や医師による診断をもとに、適切な治療法やアレルギー対策を徹底していきましょう。
また、近年話題にのぼることの多いPM2.5や黄砂、排気ガスなどは、それ自体はアレルゲンではありませんが、花粉などのアレルゲンへの反応を高めてしまう可能性がありますので注意が必要です。

Q.アレルギーは◯◯バランスのくずれから発症する!?

池澤善郎先生

A.アレルギーは免疫バランスのくずれから発症します。

アレルギーは免疫システムのバランスがくずれることで発症します。ヒトの免疫システムには、司令塔の役目をするTh1(主として感染に働くT細胞)、Th2(主としてアレルギーに働くT細胞)、Treg(主として免疫調節に働くT細胞)が関わっており、これらのT細胞は互いにバランスをとりながら免疫をコントロールしています。しかし、環境や生活習慣によって、Th2が過剰になったりTreg が弱まったりすると、免疫バランスがくずれ、本来は無害な物なのにアレルギーが発症してしまうのです。

発症メカニズム

コラムアナフィラキシーについて

アナフィラキシーの症状 2012年12月、調布市の小学校で小5女児がアナフィラキシーショックとなり死亡した事故がありました。これは当時ニュースでも大きく取り上げられ、以来アナフィラキシーの恐ろしさについて広く知られるようになりました。
アナフィラキシーとは、食物アレルギーでもっとも危険とされている急性アレルギー症状で、その症状には皮膚や粘膜系、呼吸器系、循環器系、消化器系、神経系の症状があります。症状の程度も軽いものから重いものまで様々で、じんましんや嘔吐、血圧低下、意識障害、最悪の場合は心肺停止に陥ることもあります。アナフィラキシーショックとは、複数臓器にアレルギー症状が起こり、生命に危機を与えるような過敏反応に加えて、血圧低下や意識障害を伴う場合を指します。*
*食物アレルギー診療ガイドライン2012

食物アレルギーにより引き起こされる症状

 
●皮膚症状 そう痒感、じんましん、血管運動性浮腫、発赤、湿疹
●粘膜症状
 
眼症状:結膜充血・浮腫、そう痒感、流涙、眼瞼浮腫
鼻症状:くしゃみ、鼻汁、鼻閉
口腔咽頭症状:口腔・口唇・舌の違和感・腫張、咽頭の痒み・イガイガ感
●消化器症状 腹痛、悪心、嘔吐、下痢、血便
●呼吸器症状 咽頭衝軛感、咽頭浮腫、嗄声、喘鳴、呼吸困難
●全身性症状

アナフィラキシー:多臓器の症状
アナフィラキシーショック:頻脈、虚脱状態(ぐったり)、意識障害、血圧低下

資料:「食物アレルギーの診療の手引き2011」

アナフィラキシーへの対応 食物アレルギーによるアナフィラキシーを発症してしまった際の一般的な対応としては、アドレナリンの筋肉注射が有効と考えられています。症状の進展に応じて、迅速な対応が必要となります。平成17年3月からは、食物アレルギーの患者へアドレナリン自己注射液が処方されるようになりました。実際に注射を打つのは患者以外の可能性もあるので、「学校のアレルギー疾患に関する取り組みガイドライン」や「保育所におけるガイドライン」に従い、多くの自治体や学校で研修会が行われています。

次はアレルギーの具体的な症状について解説していきます。
あなたはどのような症状でお悩みですか?